このレビューはネタバレを含みます
リドリースコットの王と民と信と災
スコットフリープロダクション、20世紀フォックス提供。
リドリースコット製作、監督。
もはやホラーアクションの定礎基礎となりギガーの作り出したキャラは、一人あるきしフィギュア化した「エイリアン」
サイバーパンクＳＦを具現化し、さらなる完結編を再製作発売でリヴァイスする仁丹看板が目印の近未来アンドロイド物の最高傑作「ブレードランナー」リドリー・スコット初期完結と勝手に思ってます。正確にはトムクルーズ「レジェンド」が初期完結かなと。
はやすぎた世界進出を遂げた松田優作とリドリーのジャポニカSF造形美「ブラックレイン」ここから中期のはじまり、ジャンル映画模索期。
ネオ古典史劇をコロッセウムに殺戮させた中期完結編「グラディエーター」（本作中古屋に行くと500円ぐらいでスペシャルエディションが売っていて、皆様の感心の無さが、ファンとしては、悲しい）
刑事、麻薬、ギャングを
70年代風に盛り立てたブルーマジックムービー「アメリカンギャングスター」
「エイリアン」をギガー抜きでリメイクした「プロメテウス」
豪華俳優で悪の裏麻薬事情をスリラーに描いた「悪の法則」
等々
イギリスのCM監督から今や有数のハリウッド一流監督に上り詰めたリドリー・スコット監督
去年予告予習。その時は硬いかなと思ったんです。しかし、チラシゲット。あれクリスチャンベイル出演、それもベイルダーレンアロノフスキーの「ノア」を蹴って本作出演決定したというニュース記事。
「制作費150億円」の記事
お気レビさんの高評価
これで決定打になりました。ユナイテッドシネマでお友達から頂いた招待券で2D鑑賞してきました（有難う友よ！）
途中眠気ちょっときましたが、。
いやぁ～！！！あの、世間の評価は、置いてけぼり。これ！！これ・これっ！また昨年に続き2015年。一発めではい！ベストワン！いきなりでましたぁ！パチパチパチパチ！
もう滅茶苦茶良かったっす！こんなリドリー・スコット監督がおれは見たかったです、本当に！本当に！マジでマジで！後期エポックでちゃいました。
本当に素晴らしい映画でした。良かった、本当は、「ホビット３」とまよったんですけど良かった。
まず、本作ヘストン版の「十戒」を予習してるとちょっと飲み込みやすいですね。
また、本作を「トロイ」とか「タイタンの戦い」とか「300」とかの歴史史劇娯楽作品とかと一緒にしないでくださいね。
あと本作は、ヘストンの「ベンハー」なみの作品を見に行く覚悟でお願いします。
あと宗教映画を見にいく気持ちでどうぞ。宗教や外国昔話に興味ない方は、全く響かないと思います。
ボス倒したり、怪獣倒したり、帝国領土問題宗教戦争映画みたいな映画じゃありません。
エジプトの昔話をよりリアルに、より史劇ドラマをリドリー・スコット監督が、渾身の150億映像と語りで魅せてくれます。
冒頭の素晴らしい戦争シーン
中鉢からの苦悩と放浪のモーゼのお話
ラストからの怒濤十戒エクソダスリドリーカットは、本当にマスターピース
！！
CGだか、リアリズムだか、わからない素晴らしい引きの映画ファンからの空撮リドリーCGカット必見ですよ！みながらこのショット60秒で日本映画の小ネタ映画何本撮れんだろうと邪推してしまいます。
あと勿論蹴り上げ出演したクリスチャンベイル熱演は、もうもちろん良すぎ。こっち出て正解正解！ベイル！神まで演じるベイル！この先キャリア大丈夫かしら！といらぬ心配。麻薬中毒とかならないでね。
そして王様にジョンタトゥーロ！良かったなぁ、ジョンタトゥーロは、初期スパイクリー組でお気に入り俳優であり、ツボをついてきました。
そしてラムゼスを演じた丸坊主のジョエルエドガートンが、僕的に滅茶苦茶良かったっすね！
ワガママ、筋肉質、モーゼとの親愛と憎悪 アカデミー助演男優賞いけるんじゃないのかな！セクシーでいかつくてよかったないたなぁ！
ほかゲストに史劇に「ガンジー」の記憶からベンキングスレー
そしてやはり腐れ縁いやいや良縁良縁「アバター２」
も楽しみなシガニーウィーバー
さて
弟トニースコットに捧げたリドリーの魂の古典史劇エポック
リドリー・スコットの神と民と信と災
ぜひ！
どーも的には、ど傑作です！
半端な興味のかたは、おすすめしません。民の叫びに涙がつたい、神と信の壮大な世界観にびびくりまくりました。
追伸
2010年代に入ってやはり明確な作家性のあるハリウッド監督が素晴らしいエポックを撮りあげますね！
トニスコの「アンストッパブル」
スコセッシの「ウルフオブストリート」
PTAの「ゼアウィルビーブラッド」
ダーレンアロノフスキーの「レスラー」「ブラックスワン」
スピルバーグ「リンカーン」
本当に素晴らしいミレニアム以後です。
