もっとエグくてグロいおはなしなのかとなんの根拠もなく思い込んでいたのですが。
思いの外とてつもなくやさしいおはなしでした。
欲深さは罪なのか否か。
愛も、平穏も、社会的地位も幸せも。
欲しい。
ぜんぶ欲しい。
そんな魂の叫びが聴こえてきそうな、
けど結局、出てくるひと出てくるひと、結局なんらかの犠牲は払わざるを得なくなっているから。
それはつまり、そんなんぜんぶ叶うわけがないんだよ、と言われているのか、どれだけつらい目に合っても、あきらめさえしなければ、そう悪くない未来はきっとある、と言われているのかは、結局わからなかったのですけれど。
都合のいいように解釈してしまおうと思う。それでいいように思う。
染谷将太の存在感。結局役名が最後までわかんなかったことにFilmarks開くまで気づかなかった。
イ・ウヌというかヘナがめちゃくちゃかわいい。やさしさは毒なんですけれども。
忍成修吾はチョロい役ですが、観たくないのに予想しちゃう展開を見事に覆してくれました、ありがとう。