やん

Nas タイム・イズ・イルマティックのやんのレビュー・感想・評価

4.5
「Nasty NAS comeon!!! nasty NAS come on!!!」(Funkmaster flexのミックステープのガヤ風に)

まさに最高にアガル1本!... 90年代半ば、リアルタイムで彼の出現(衝撃なんて生半可なものじゃなかった)を体験してる者にとってはねw
SOURCE誌上、ラップ(ヒップホップじゃないよ!)のアルバムで史上初めて5本マイクを獲得したデビューアルバ「illmatic」。本作は、その作品に纏わるエピソード“だけ”に絞って製作したのは大正解!筋が通っていて、対象がブレことで、彼の家族のことやそこから派生する仲間のエピソード、当時のブロック内での情況も濁りなく入ってくる。一点の曇りもなし。ま、それもこれもNASという偉大なる稀代のリリシストあっての話だが。

本作といい、数年前に製作されたトライブを扱った作品(こちらも傑作!)といい、「これから90年代から活躍するヒップホップレジェンドを扱う作品が出てくるのかなぁ~ニヤニヤ」と考えただけで我慢汁垂れ流し状態に(変態でスンマセン)。できればWU-TANGのドキュメンタリーが観たいっす(ヤバすぎて上映できなさそうですがw)
やん

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