やん

イロイロ ぬくもりの記憶のやんのレビュー・感想・評価

イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)
3.5
2014年一本目に選んだのはコレ。
映画祭等で目にする昨今のアジア圏の作品レベルは総じて高く、本作も期待値マックスでの鑑賞。その期待に違わぬ出来の良さ。アッパレ。
物語の舞台はシンガポール。国柄や生活様式、多種多様な人種が混沌と入り乱れる街並み、そこにハッキリと存在する貧富の差、それが多少でも頭に入っていれば本作のリアリティも増すはず。
まぁ実のところ、そんな知識など全く関係なく、人の内面の変化を繊細に描く、ごくごく普遍的な物語である以上、純粋に作品を楽しめるので、とにかく観ることをお勧めします。
ただ、最後の着地点は納得できず。もう少し、あと少しだけで良いから母の心の成長を感じたかったかな!?ま、それもプライドの高いお国柄か。そう思えばなんとなく納得できる。

結論→「俺、シンガポールには住みたくはねぇな!」

でも映画としては観て損はないですよ。時間に余裕があれば是非!

(大変ご無沙汰しております。マイペースに再開したいと思いペンをとりました。今後もお付き合いいただければ幸いです。)
やん

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