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SCUM/スカムのsmithmouseのレビュー・感想・評価

SCUM/スカム(1979年製作の映画)
2.5
自分に少年院へ入った経験さえあれば共感出来たのかもナ(ー ー;)。
驚きのタバコで一服は許可さえ有ればOKという決まりΣ(・□・;)!
殺伐とした光の差し込まない弱肉強食の世界。

「仏頂面は60、笑顔は13の筋肉を使う」byアーチャー
少年院に入れられたカーリンは新入りである事から、初日から看守、”ダディ”と名乗る囚人のリーダーからあらゆる暴行を受ける。
だが、機転と暴力で少年院カーストの最底辺からのし上がっていく。

看守は徹底的に高圧的で底意地が悪く、収容されてる側も派閥を作って抗争したり、イジメに走ったりと人間のダークサイドがまざまざと描かれる。
強者は弱者を収奪し虐げていき、やられた側は「転びました。」と言ってトラブルを隠すか自殺していく。
自殺のバリエーションも発狂や布団内切腹シーンなど見てていたたまれ無い。

映るのはずっと施設内のシーンばかりだから狭っ苦しく見てるこちらも追い込まれてく息苦しさ。
当たり前だけど全く笑顔も無い。投げやりで嘘臭いニヤケ面だけ。

最後のシーンはヤケクソの希望からムナクソの絶望のミックスな気持ち悪さ。
兎にも角にもここで描かれたリアルはテンポも早く後味悪すぎて何も自分の中に残らなかった。余韻とかは無く、ハイ、終わりって感じ。

苦しみが絶え間無く続く、ここにだけは入りたくない映画。