Masato

パパが遺した物語のMasatoのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.3
期待外れな映画。

あらすじとタイトルからして家族愛の物語と思っていて、さらにはアメリカより公開が早かったということで、期待を高くして鑑賞しました。

タイトルのような家族愛を期待して観に行ったのですが、娘の恋愛を描きすぎたせいか、親子の物語が薄くなりすぎて期待外れでした。

序盤の流れはこれは傑作の予感!と感じさせたが、途中から娘の恋愛モノがメインになってしまっていて、親子の物語が娘の恋愛物語の深みを増すという感じになってしまったのが残念。
原題のFathers & Daughters でも、邦題のパパの遺した物語でも親子物語を強調したタイトルにしてるんだから、親子の物語にしてよー。

父と娘の物語は最高に良い感じだった。それ故に、本当に惜しい。
憎まれ役も出てきて、これ最高に深い感動映画になるかと思ってた。

これから観る人は、恋愛物と親子物が6:4の比率で出ることを承知の上で観ると、いい映画になるかもしれません。

ラッセルクロウの哀愁漂う感じと娘と遊ぶあの表情が忘れられない。
アマンダセイフライドも悲しい女性を演じきって素晴らしかった。
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