Risa

アラビアの女王 愛と宿命の日々のRisaのレビュー・感想・評価

2.0
これヴェルナー・ヘルツォーク監督なんですが、
伝記映画で 脚色しすぎないようにでしょうけど、画面の雰囲気に満足出来ません。あと、考古学の冒険家の女性の話で、知性に富んでいる設定なのに 肩書きだけで、中身は伝わってきません。伝われば奥行きが出るものの。

雰囲気不足と言えば、
近年のお祭りの灯りやイルミネーションのライトがLED照明になり雰囲気がグンと落ち、強い灯りで眩しく、目がチカチカして凄く嫌いです。
LEDの方が環境に良いのは分かりますが、ムードが無いと楽しめません。

戻りまして、
砂漠や建物の景色は美しいです。
絶景ばかりで美しいのですが、ムードが足りないのです。可もなく不可もなくな映像であり、雰囲気は無し。詩を読んだり、知性のある設定の会話があったりするのですが、詩的な映画ではありません。

考古学冒険家の彼女は完全に砂漠に魅せられて、世界戦争が始まった時期に少数部族達に会い、砂漠を巡る話です。
砂漠の良さ、アラビアの良さが伝わってきません。あれだけ素敵なところなのに、、!
砂嵐が楽勝に見えます。
何もしなくても男はなびき、砂漠の女王だなんて呼ばれるようになったという事で良い訳ない、、

イラク建国した経緯が伝わらない、、


強く 気高く 美しくって、、、まるでナウシカ的な位置ね。伝わらないったら。
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