ブラジルはこんな淡くて柔らかいそして、爽やかなLGBTQ映画を作れるんだ、
とびっくりした映画。
(勝手なイメージですがヨーロッパっぽいと思ってしまった)
少年が転校生に恋をするという青春を
ゲイという姓とその初恋、そして盲目というフィルターを通して描いた物語。
「やわらかな薄い水色」と表現したくなる映画で
この爽やかさと優しさはとても現代的で
いい意味で「LGBTQ」というカテゴリーを強く感じさせないように思えた。
そして、それこそがこの映画の一番の魅力だと思う。
狭い舞台と少ない登場人物の世界で、強く心を揺さぶられるような衝撃はないかもしればいけど、この映画はそんな柔らかさふが心地いい。