マルメラ

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのマルメラのレビュー・感想・評価

2.5

ずっと気になっていて、映画館に行こうか散々迷い、これは家でDVDにしようと思い、やっと鑑賞。

まず結論から。
一種の娯楽映画としては楽しめた!
しかし、この映画を日本人に分かりやすく説明すると「花より男子」を変態にした感じ。
一般女性が超金持ち男に恋する話にSM要素をプラスしただけ。

あと、続編ありきの脚本の構成には正直がっかり。
原作があるからという理由は分からなくもないが、それでも一本の映画として完成させるべきだったし、また原作と改変させるべきではという部分もあった。

それでは中身に。
まず良かったところから。
兎にも角にもダコタ・ジョンソン!
まぁ可愛い。まぁ裸が綺麗。そこまで大きくないけど綺麗な胸してるし、ヒップラインの綺麗なこと。
役柄にぴったり合っていた裸でした。

あとは、、、
特になし。
別に女の子じゃないので、金持ちイケメンS男に何にも感情が沸きませんしw
音楽の使い方もなぁー。別に。映画音楽ってそういうことじゃないだろって個人的には思うし。

簡単に言うと、俺の2.5点はダコタ・ジョンソンの裸とSMシーンで全て構成されてますw
本来ならもっと点数を高くつけたい!もはや5億点と言いたい!
でも、そこはねww

はい。ここからネタバレしまーす。
まぁネタバレされたところでこの映画の面白さは薄れないので平気です。

まず、改変すべきだったところはグレイの設定。
これは続編を無視して、この映画だけで考えた場合ですが。
この映画の根幹にあるのは「支配欲」と「従属欲」。
これは一般人に置き換えても同じ。会社の犬になって働く「従属欲」の塊みたいなやつもいれば、社長になってこき使うのが趣味な「支配欲」の塊みたいなやつもいる。
多かれ少なかれ人間はどちらかまたはどちらも持ってるわけです。

グレイは「支配欲」の塊。
で、彼がなぜ「支配欲」の塊になってしまったのか、そこを改変すべきだったと個人的には思います。
彼は、母が売春婦でヤク中で恐れながら幼少期を過ごし、4歳で母が死んだという過去がある。
そして、現在の母の知り合いと6年間、従属関係を結んでいたという過去もある。
これがなぁー。いまいちピンとこない。
例えば、彼の「支配欲」が他者に嫌われたくない。他者を屈服させることで自分も守っているとかなら、分かるんです。
イジメだってそういう理由が多いじゃないですか。
だいたいイジメっ子って、自分が嫌われるのが怖いから、周りを従わせて、適当に誰かイジメて喜んでるだけなんですから。
こうすれば、なんとなく一般人にも繋がるテーマになってくると思うんです。

この映画だけだと、過去に何かあったんだろうな程度の変態趣味のイケメン金持ちでしか、ないんです。

ダコタ・ジョンソンのキャラクターはそれなりに良かったかと。
従属欲に快楽を得るが、それは恋愛とは言えるのかという部分で葛藤する処女。
これは納得が行くんです。
こう言ったら偏見かもしれませんが、女性ってある程度従属欲持ってる人が多い印象なので。
これは個人的な経験に基づく印象なので、クレームは受け付けませんw

まとめます。
惜しい!!
ダコタ・ジョンソンの裸は5億点をあげたいくらい良かった!
SMのシーンも官能的だった!

でも、やり方によってはもっと観客が自分の物語として観れたと思うし、そうすればSM映画に留まらない名作になっていたかもしれないと思うと残念!

続編はもう決まってるみたいなので、ダコタ・ジョンソンの裸を観に今度は映画館に行こうと思いますww

余談ですが壇蜜先生の「私の奴隷になりなさい」も似たようなテーマですけど。
やっぱり女優さんは清楚系じゃないと、燃えませんよねw
壇蜜先生もエロいんですけど、なんか違うというか。いけないものを見てしまった感がないというか。
この映画について、酒飲みながら語りてぇー。
マルメラ

マルメラ