試写会@渋谷ユーロライブ。
前作「サウスポー」に続き、突然の事故により妻に先立たれる主人公をジェイク・ギレンホールが好演。妻を失っても一滴の涙も出ず、哀しみに無感覚になっている自分を取り戻そうと奮闘する姿。
自身のココロを解体するように、冷蔵庫やパソコンを解体する。遂にはブルドーザーで自宅までも…
狂気じみた彼の行動には共感出来ないが、終盤、妻の秘密が明らかになると、彼が切なく愛おしく思えてくる。隣の男性はハンカチで両眼を覆っていた。自らの人生を破壊することで、少しづつ再生していく姿に胸が熱くなる。
作品には、なんとも言えない人生の可笑しみを感じる。静かで切なくて温かい何か…。
海辺で戯れあうシーンが美しい。コニーアイランドのメリーゴーランドはやはり切ない。生き方に迷ってる方におすすめです。
(追記)
N.ワッツの息子役が良い味出している。FREEのあの名曲でドラム叩いてたが、あんなシブい楽曲、なぜ知ってるのか? 邦題は考え直したほうが良い。タイトルからは何も想起できない。例えば「愛しのデモリッションマン」でも良いのでは?