ワンシチュエーションもの。
う、浮気相手面倒くせぇ……
愛してない、と何度言われてもその言葉を要求する女。辟易するトムハーディー。なんでこういう人と関係持っちゃうのかなぁ。
そして奥さん。この出来事が発覚するまでにも、少なくとも旦那の仕事からくる自身の負担や、家庭との比重に対して不満を持っていたことが電話での罵倒で垣間見えます。「帰ってこないで」って…おそらくトムが買った家でしょうに。事が事とはいえ、全く話を聞かず自分だけで完結してしまう。こういう女性もいるよなぁ。
まぁ「浮気野郎は路頭に迷え!」と言われればそれまでなんですがね…確かに奥さんの言うように、トムのリアクション見る限り、浮気一回だけじゃないでしょうし。笑
と余談はさておき
この映画は、冒頭で主人公がエンジンをかけて走り出した瞬間、誰もが予想出来るであろう決められたある1つの終わりに向かって止まることなく進んでゆきます。従って、展開や結末自体には何の意外性もありません。
劇中にはアイヴァンの性格・人格形成におけるバックボーンを示すポイントが随所に散りばめられており、そこから、"何故主人公はこの決断に至ったのか?"と考えていくのが、この作品の楽しみ方としては向いているのではないかと個人的には思いました。