がんちゃん

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のがんちゃんのレビュー・感想・評価

3.0
「ワールドウォーZ」同様、卑劣な広告戦略で何も知らずに観に来てしまった女の子ちゃん。
ざんねーんゾンビ映画でした(笑)

本作は主な舞台を灼熱のエジプトから薄暗いロンドンに移し、過去と現在をクロスオーバーさせたダークな世界観に。それはいいのだか、どうにもワクワク感に欠ける。

まずアドベンチャーでは定番の遺跡発掘だが、本作では中東の紛争地帯で戦闘中に偶然発見する、という流れは確かに現代風だった。でもワクワク感は…ない。やっぱり『ハムナプトラ』のような冒険や謎解き要素がある方が好きかな。
1932年の『ミイラ再生』は未見だが元々のホラー路線を重視したのかな?というか誰も観てないよね笑

他の謎についてもジキル博士率いるチームによって既に解かれている状態。さてどこで楽しめばよいのやら。
よって残るのは「ジャックスパロウ」のようなキャラクター性だが、残念ながら主人公のキャラは薄い…。ヒロインはこいつのことをいつ好きになったんだろう。久しぶりに薄っすい恋愛見たわ。
マミーもなんか『スーサイドスクワッド』の魔女と被ってるし。ラッセル・クロウは怖かったね!体もらっせるしてたね。

正直、ストーンズの「黒く塗れ」のリフが超絶妖しげに流れる予告編が本作のハイライトだったかなー。(※本作では流れません)
きっとこの作品自体が『ダークユニバース」なる三番煎じのようなプロジェクトの予告編なんだろう。仕事を選ばないトム最高!面白くあれ!

UKロックといえば。
「ロンドンの薄暗い路地+ミイラ」
これはアイアンメイデンのジャケ絵オマージュだな!?
マミーが内股の前傾姿勢(ジョジョでいうハイウェイスター立ち)でずりずり迫ってくるこの絵面はかなりアガりました。なんなら80sメタル全開で、B級ゾンビ映画のような明るくバカっぽい作風でも良かったかも。
ダークはどこへやら笑
がんちゃん

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