たま関係ないの?!
白夜に惹かれてデンマークに旅行に行った。あの時のいつまでもダラダラと眩しく仄明るい夕方、半地下なのに照明つけずに薄暗いカフェで、音楽もなく小さな声で話す人々の空気感があった。それはほんと、よかった。
愛おしき隣人のレビューにもそう記していてまたしても主題にたどり着かなかったわたし。
病院の給食のトレーみたいな、
市営住宅のドアみたいな、
冴えない草色の壁紙が、この映画では大変おしゃれ。
誰も重ならずに、小物もかぶらずに、
舞台のように配置されてる不自然さがくせになる。
繰り返される「元気そうで良かった」
何を隠されてるんだ?何を待たされているんだ?セットを飛び蹴りで壊して役者を素の人間に戻らせてみたくなる衝動に駆られた。