ゴールデングローブ賞の授賞式のレッドカーペットに現れたケイト・ブランシェットが美しい事!!
薄いピンクのジバンシィのドレスに薄いピンクの口紅を引き、鮮やかなレッドカーペットと対照に可憐に見えました。
そして暫く再生を一時停止。
テレーズがキャロルと遭遇した時を疑似体験したかのようでした。
1950年代のアメリカを舞台に
裕福な人妻のキャロルと若いデパート店員テレーズの恋の物語。
作者のパトリシア・ハイスミスの体験を元に書かれてようです。
絡み合う視線、相手を追う視線。
自らの意思をつたえる手。
目は口ほどにものをいうのは確かだけれども本作は“手”でもものを言ってました。
50年代のファッションも魅力的でした。
キャロルのかぶっている帽子が素敵でした。
毛皮のロングコートに皮の手袋。
一方テレーズはガジュアル感で若さを引き立て対照的。
キャロルの控えめでありながら半ば強引の誘い方もにくかったです。
そして後半、今まではテレーズがキャロルを目で追ってましたが今度はキャロルがテレーズを目で追う心情。
ケイト・ブランシェットは相変わらずの女王さまキャラですが、
私的には『ブルー・ジャスミン』には叶わなかったかな。
あと、2人に立ちはだかる壁が少し物足りずの印象。
でも映像や美しさを堪能できる作品です。