めかぽしや

ある人質 生還までの398日のめかぽしやのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
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前の日寝不足だったから
うとうとしてしまうかな?と思ってたら
杞憂でした。

全編にわたる緊張感とやるせ無さが
介在する作品でした。

怪我で体操の選手を諦めて
カメラマンになろうと決めたダニエル。
ソマリアでは手応えを感じ
次はシリアへ。
安全が保証されているはずなのに
反政府軍に捉えられてしまった。
靴や靴下を脱がせ足を痛め付ける拷問。
帰国予定日に戻らない息子を心配する家族。
まずはダニエルを誰が捉えているかを
探る事から始まり
交渉をプロにまかせる。

辛い日々だけど、1人から複数人の
人質と閉じ込められるようになり
お互いを助けて合います。
きっとずっと1人だったらもたなかった
だろうな。
会話したり、冗談で笑ったり
体力をつけるトレーニングをしたり。

捉えられている人たちは
ほとんどは民間人で
身代金請求に応じない国もあり
ダニエルのデンマークもだけど
テロ組織の資金にしたくない政府と
ダニエルを助けたい家族。
この対立も辛いです。


テロ組織に殺されてしまった日本人もいます。
真実を報道したり、
現地の人達を助けたい医療関係者や
ボランティア。
危険を覚悟で向かっているはず。
もし、身近な人が捉えられてしまったら
ダニエルの恋人のように苦しさに
蓋をしてしまうのか。。
想いはぐるぐると着地しません。
めかぽしや

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