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マリリン 7日間の恋のmiiのレビュー・感想・評価

マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)
3.8
コリン·クラーク(エディ・レッドメイン)は第三助監督として
マリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)と共に仕事をする事になる。
ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)が主演&監督の映画「王子と踊り子」の相手役が彼女。
その舞台裏のコリンの手記による実話。

遅刻は常習 セリフは覚えない 精神は不安定。
周りはイライラさせられるけれど 彼女は大女優である。

新婚の夫でさえ「彼女に食い尽くされる」と言い
NYに戻ってしまった夫の穴埋めをするように
コリンとの一時を楽しむようになるマリリン。

川に裸で入ってしまうマリリンの天真爛漫な奔放さなどから
一瞬で彼女の虜になってしまうのが分かる気がする。
不安定さを持ちながらも 彼女の魅力はとてつもないもの。
妻のヴィヴィアン・リーが夫オリヴィエを心配したのも頷けるわ。

撮影が終わると「わたしを忘れないで」と夫の元に帰るのだけれど
彼女は「魔性の女」とは言い難い。
魔性という言葉は相応しくなく
男女を問わず彼女の魅力に惹きつけらずにはいられないものがある。

夫が居ながら 一時の恋を楽しみ
周りに迷惑をかけても それすらも許されてしまうのは
マリリン・モンローだから。
ラストの彼女の歌う姿に微笑むエディ・レッドメインの表情が それをうまく表している。
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