めかぽしや

ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet 不死身の天才ギタリストのめかぽしやのレビュー・感想・評価

4.0
私はジェイソン・ベッカーと言うギターリストは知らなかった。
でも、10代の頃から天才ギターリストとも言われ、
ソロになったデヴィッド・リー・ロスのバンドでスティーヴ・ヴァイの後釜になるはずだったって相当凄い事だと思う。
残念ながら、本当残念ながら念願のデヴィッド・リー・ロスバンドに加入し、アルバムにも参加し、ツアー直前にALS筋萎縮性側索硬化症を発症してしまう。
そんなジェイソンの半生を追ったドキュメンタリー作品。


父親と叔父がギターを弾く家庭の中で子供の頃のクリスマスプレゼントでギターを与えられたジェイソンは寝ても覚めてもギターを片時も放さず、クラッシックからロックまで幅広くコピーをし早くから才能を開花させていた。
着実にロックスターの道を歩み出した半ば20代前半の発症。
余命3~5年と宣言される。
最初は歩行困難から。
そのうちに手足は痩せて、大好きなギターももてなくなり、車椅子、人工呼吸器を付けるようになる。
ALSは自分では動けないけど、知性や感覚は残る残酷な難病。
ジェイソン、家族の苦悩は計り知れない。

でも、この映画はそんな苦悩を描いている訳ではなく
全面的にジェイソンをサポートする家族や友人、そしてジェイソンの音楽に対する愛が溢れている。
余命5年所か20年以上経った今でも活躍しているジェイソンの顔は生き生きとしている。

ジェイソンの不屈な精神を描いた作品。
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