オカルトチャンピオン

博士と彼女のセオリーのオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エディ・レッドメインが本当にALSになってしまったとしか思えないし、もう途中からホーキング博士にしか見えない演技に、これ演技とかの次元超えてないか?ちょっと凄すぎるぞ。

ストーリーはスティーブン・ホーキング博士がジェーンと出会うところから始まる2人の愛のはなし。

相対性理論と量子力学のように全く別の人生を歩んできた2人が博士が解き明かそうとしている統一理論のように惹かれあい、また完全に統一することができないようで、
原子の宇宙からビッグバンが起こったように2人の恋が膨張していき、また収束していくようなそんな映画だった。

とにかく切ない。わかる。もう支えきれないくらい大変で実際は鬱病になってたくらいもう限界だったのはわかる。だけど、切なすぎる。病気を乗り越えて結婚して子供にも恵まれて、この2人ならと思えてた。
博士が余命2年から生き続けて、物理学の世界で素晴らしい偉業を果たしたのだってジェーンがいなければできなかったことだと思うから。
だから余計2人の選択が切なかった。

"いかに不運な人生でも何かやれることはあり成功できる。命ある限り希望がある。"
この言葉には力があり、自分の人生を諦めてはダメだという博士から私たちへのメッセージだ。
このスピーチ響かないやつなんていないだろ!

ラストの2人の人生が収束していって出会ったころの特異点に戻るシーンはボロ泣きした。

こんな大変な病気を前に下ネタぶっ込める友達って素敵だな。っていう感想。