はなまる

オデッセイのはなまるのネタバレレビュー・内容・結末

オデッセイ(2015年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

【23】
宇宙冒険ものかと思っていたが、トラブルにて重傷を負うも一命を取り留めた主人公がどう生き延びるかというスタート。
生物学者であるマークが、火星で農業を始め、食糧確保のために、基地のなかに畑を作って栽培していくのが斬新なスタートだった。
水を作るために科学的に水素を燃やしたり、植物に話しかけるマークの姿は微笑ましく、みやすかった。

地球側のトラブルや混乱をはさみつつも、マークは科学的に助かる方法を常に考え、生きる希望を持ちつつ、日誌を通じて説明しながら進めてくれるため、こちらもマークのわくわくやドキドキが伝わってきて、より主人公と気持ちを共有しながら進めていけた。

マークの説明は専門的な用語はあるが、難しい表現はなく、端的で子ども心があり、とてもポジティブだ。
また、地球班も、マークの足取りから推理し、お互いがマークの生存のために協力していく様子が心地良い。
【YES】にカメラが向いたときは一緒に喜んでしまった!!!

トラブルがあってもそのなかでお互いがさらにやれることを精査し、計画は進んでいく。
希望と絶望が交差し、いろいろな人の想いがダイレクトに伝わってくる。仲間を思う心、希望、努力、愛、優しさ。僕の大好きなものがめいっぱいつまっている映画でした。

描写も美しく、音楽や無音の使い方が上手。
エンディングの持っていき方や、エンドロールでのキャスト紹介に至るまで、全てが美しく、ものすごく完成度が高いと感じました。

優しさや希望に溢れた、個人的にはめちゃめちゃ好きな作品!!!
ものすごく心が温かくなりました!
今までで一番泣いてた気がするw

【追記】
見終わった後に『オデッセイ』の意味を調べたら『長い冒険旅行』とでてきた。ぴったりなタイトルだな!と感じました!
はなまる

はなまる