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組織暴力のumihayatoのレビュー・感想・評価

組織暴力(1967年製作の映画)
5.0
ヤクザの縄張り争いの抗争、兄貴の仇打ち、巻き込まれる一般人、政治家との繋がり、拳銃ブローカー、熱い刑事。
様々な要素が交じり合い、誰が本当の主人公かも定まらぬまま、最後までどういう話になるのか分からず。

終盤、まさかの繋がりで鶴田浩二が〆にかかったと思った矢先
この映画が、暴力団とヤクザの対比でもなく、任侠道どーのこーのの話でもなく
「日本に持ち込まれる拳銃」
というものにとことん焦点を当て、法の不条理(主にお上の扱い)をも批判しているという、なかなか変わり種な映画だったということに気づいて唖然とした。
いやーまさかの展開で面白かった。

丹波哲郎、鶴田浩二やっぱりかっこよし。
みんな珍しく英語を喋ったりなかなかアガッたのだが、渡辺文雄の英語は猫なで声で気持ち悪かった。
劇中出てくる、横浜のクラブのロケ地に以前仕事で行ったことがあり嬉しかった。
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