狭須があこ

デッドプールの狭須があこのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
3.6
勝手なお話ですがね、私はね、デッドプールにはヒーロー物の常識や、MARVEL映画のセオリーをぶち壊した破天荒さを期待してたんですよ。

15禁というからには、ボーヤ達にはいろんな意味で刺激の強い、イカれたブッ飛び映像を期待してたんだ。

それがフタを開けてみれば、エログロ下ネタと、MARVEL単独タイトルひとつめらしい身の上話。

まー面白かったけど、あなたデッドプールでしょ?

あのね、普通は末期ガンになったら死ぬんだよ。
その中で小さな幸せを見つけたり、家族や恋人との絆を確かめたりしつつ、絶対死ぬの。

悪魔に魂を売り渡そうが、どれだけ苦しもうが、生きる選択肢は絶対にないもんなんだよ。
人の幸不幸を判断するなんておこがましいけどさぁ、
そこに何より彼女が居て、なーにが不幸じゃ!

そんでこっちにも「彼氏に言われたのと違ったろ?」って話しかけて来るって、あー、お前ダメやぞ。
もう完全にダメ。

過激で下劣なおれたちの異端ヒーローかと思って観にいったのに、ただのリア充野郎だ。
やっちまえ!

ちなみにコロッサスとティーンエイジなんたらは好きだったので単独で映画撮って欲しいけど、あいつらそこまで華ないな…

追記:あっ、せっかくだから一番笑ったシーン書いとくよ。
うんこの絵文字のとこです。
(笑う下ネタのレベルが低い系の人))
狭須があこ

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