評価ポイントが日本とズレてるので、
そこは難しい映画。
ちょっとアメリカ人に聞いてみた感覚の差。
まず、日本人は
根性!練習!褒めない!
詰め込め!死ぬまでやれ!
真の本物は泥の中から産まれる!
起きてる間も寝てる間もドラムの事だけ考えろ!
ってストーリーは割となれてる。
巨人の星とかガラスの仮面とかね。
これが少し新鮮に思えて、本当のプロの世界ではこういう狂気があるのだと非日常をリアルに覗ける感覚になるらしい。
んで上記の場合、日本のストーリーでは、
指導者は善であり不器用であり、心の底で味方なんだよね。
この先生は最後に音楽という場を復讐の道具にしてしまう感覚が日本人にはわかりにくい。
なんでこんなことになってるかっていうのが
アメリカ人は追い詰めてきた先生に対して勧善懲悪を求めるらしい。
やったぜ!やり返した!で終わりたいそうだ。
個人的な感想としては、
僕自身ずーっと音楽やってきてさ、
ピアノの先生怖くってさ、
もう僕にはホラーにしか見えなくて、怖かった。
見終わって手が震えてた。
テンポがずれてるのを指摘されるけどわかんないで怒られ続ける感覚すげーわかってトラウマだよ。
手をバンバン叩かれて「もういい今日は帰りなさい」と言われ続けたはるか昔がフラッシュバックするぜ!
もう見たくない。いい映画。