何かに狂ってる人間を映画で観るのは大好きです。
自分自身が、全て捨てて何かに没頭できる人間ではないから。
すべての演奏家がこうあるべきとは思わないけれど、痛みでしか輝かない才能があるなら、暴言や体罰も必要なのか…？いや。それは教育ではないな。
同じ狂気を共有するものにしか、whiplash(鞭打つ)は意味を持たないんじゃないかな。
とか考えつつ、肩に力が入るシーンの連続にクタクタ。二転三転する二人の関係にグラグラ揺らされました。もー、疲れた。私は一体何を見せられたの…？
狂気の果てのラスト。狂った人間にしか体感できない世界がそこにあって、凡人の私にもその快感は伝わった。
多分これは何度もリピートしてしまう気がする。
