ある植物学者が森を調査していて不思議なことに気がついた…
一本の木に葉っぱを食べて木を枯らしてしまう害虫が発生したのだが、なぜかその被害は周辺の木々には広がってはいない。
詳しく調べると周辺の木々は葉っぱの中にこの害虫が嫌う化学物質を作り出して寄せ付けなかったことが分かった。
なぜ周辺の木々は前もって害虫の発生を知ることが出来たのか?
更に詳しく調べると最初に被害にあった木がいくつかの化学物質を空気中に放出していることが分かった。
化学物質は多種にわたりその組み合わせによって人間が文章を紡ぐように意味のあるメッセージになっているというのだ!
「おれさ…今〇〇っていう葉っぱ食い散らす害虫にやられてる!みんな!気をつけて」
…と言っているというのだ。
周辺の木々はそれを聞いて〇〇の嫌いな物質を葉っぱ内に作り出し難を逃れたという訳だ。
中には自分の受粉に必要な虫を呼び寄せるためのメッセージを放出していたりもする。
特定の昆虫がこのメッセージを受け取って木々の中から特定の植物の場所を知る。
植物は植物同士だけではなく昆虫とも「会話」をしていることがわかってきたそうだ!
実はこれは先日NHK特集「超・進化論」で放送された植物学の最前線…
おれは驚愕して思わず呟きました…
「まるで「パンドラ」じゃないか?!」
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
一作目から13年…ストーリーもあの10年後という設定…一作目の内容をこれほど濃密に引っ張ってくるとは思いませんでした。
絶対に一作目を観ていた方がより深くこの続編を楽しめると思います。
「アバター」
「記憶」
「血脈」
これらのキーワードが生と死を曖昧にする感じ…
公開したばかりなのでストーリーには触れませんがご存じの通りこのシリーズでは「人類」が侵略者…
パンドラの住民「ナヴィ」は人類のような科学力は持っていないが完全にパンドラの自然と調和して暮らしている。全ての生物は繋がっていてパンドラ自体が一つの大いなる意識「エイワ」を形成している。
明らかにナヴィの方が人類よりも知的生命体としてハイクラスである。
人類は「欠陥知的生命体」であることを思い知らされる。
おそらく人類は未来、実際に宇宙に進出しても「金儲け」と「侵略」をやめないだろうな…
やっと温暖化や生物の絶滅を目の当たりにして自分たちの愚かさがわかってきたのに相変わらず「金儲け」と「侵略」をやってるもんな…
とにかく今回舞台を森から海に移しての映像は圧巻である。
初日のレイトショーに行って丸一日経つが「あぁ昨日はパンドラに行ってたな」という感覚が抜けない感じ…すごいや
ジェームズ・キャメロンの集大成と言っていいと思います。
海繋がりで過去の「アビス」や「タイタニック」を彷彿とさせるシーンもありました。人類が駆使するマシンは「ターミネーター」や「エイリアン2」の感じ…
ナヴィが乗る巨大なトビウオみたいな乗り物は「殺人魚フライングキラー」を思い出す…キャメロン怒るかな?(笑)
とにかく渾身の一作やね〜
最後にどこかで読んだジョークを…
ある日、神が現れて
「地球に住む全ての住人に問う…お前たちの望みはなんだ?ひとつだけ叶えてやろう。皆、望みを頭に浮かべるだけでいい、一番多かった望みを叶えてやろう」
さぁ人間たちは大慌て…病気を無くしてもらおうとか色々意見が出たが結局地球上から戦争を無くしてもらおうということに決まりみんなでそのことを念じた…
神がふたたび願いを叶えるために降臨…
地球上から全ての人間が消滅した…
神の言う地球に住む全ての住民というのは人類だけではなく動植物全てのことだったのだ…
彼らが望んだことは圧倒的多数で人類消滅だったって訳…
アバターってこんな映画だよ(え?違う?)(笑)