むらむら

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのむらむらのレビュー・感想・評価

5.0
こんにちは、アードモア将軍です。

もう一度言います、アードモア将軍です。

私の名前は「竹馬オバサン」でも「角刈りババア」でも「後半は完全に空気」でもありません。

アードモア将軍です。

今回、私の意識を、時空を超えて、この「むらむら」さんというアバターを使って、filmarksとやらに書き込んでいます。

今回、我々の話が、こちらの世界で上映されているという噂を聞きつけて、やってまいりました。

さきほどfilmarksというこの場を検索してみましたが、私のこと、ヒドい言われようじゃないですか。

確かに皆さんの言うとおり、こんなマスクなしでは10秒しか呼吸が出来ない、不便な惑星に無理やり攻め入って、原住民を皆殺しにする命令を出した私をヒドいと思う気持ちも分かります。ただ、「刈り上げババア」とか「子供イジメが唯一の趣味」といった個人攻撃には、悲しくなってしまいます。

ついでに言うと、私が憑依しているアバターのむらむらさんも含め、この世界の一部の心無い人たちが、我々が10秒しか呼吸できない惑星パンドラの設定を

「撮影時のコロナ対策」

だと誤解しているのも悲しくなります。そんな夢のないことを言っている連中は、竹馬で走って行って脳に電気ショックを与えてあげたいと思っています。

正直、土地は余りまくってるみたいだし、侵略ではなく、原住民たちとの平和的な解決方法を模索する手もあったかもしれません。

でも、あの貧血の極地みたいな青顔のノッポ連中が、楽しそうに自然を謳歌してるのをみると、イジメたくなっちゃったんですよね。

特に、大海原を自由自在に泳ぎ回る原住民たち。あの楽しそうな映像を観てると、宇宙船で竹馬に乗りながら機械に囲まれた生活をしている私も

「ああ、私も、フンドシ一丁になって、素潜りしたい」

という気持ちがフツフツと沸いてきて、それが殺意となって、ウチのマッチョ連中を差し向けたというワケなのです。

ただ、私が送り込んだマッチョ大佐も、結局、鳥に乗ったりクジラ漁を楽しんだり、水中息止め大会で原住民と競い合ったりと、楽しんでしまっていたのは、予想外でした。

マッチョ大佐が、人を捕まえるのが大好き過ぎて、拘束バンドをあんなに大量に隠してたのも予想外でした。「何回、捕まえてるねん!」とツッコんだ方もいらっしゃると思いますし、そもそも原住民のガキが「また捕まっちゃったよー」って自虐ネタをカマしてましたよね。

ホント、あのジェイク一家、捕まりすぎだし脇が甘すぎるので、「今度捕まったら罰金」くらいの家族内ルールを作って欲しい、と老婆心ながらに感じます。

あと、ジェイク一家、結局海に逃げ込んでも海の原住民に大迷惑をかけてたので、結果論ですけど、砂漠の真ん中とかで孤独に暮らしてたほうが惑星パンドラのためには良かったんじゃないですかね。まぁ、侵略者である私が言う立場にはない気もしますが……。

というわけで森・海と来たジェイク一家、次は私がお待ちしているので、是非宇宙に来て頂きたいです。そしたら、私も「空気」なんて言われないよう、竹馬で迎え撃ってあげたいと思っています。

おっと、あまりに長い間、憑依していたので、アバターの顔面が蒼白になってきました。そろそろ私も、惑星パンドラに戻って、クリスマスを楽しむ時間のようです。

このアバターの周りには、スーパーで買ってきた半額の唐揚げパックと苺のショートケーキと、「尿道決壊! クジラ潮吹き 熟女10人」という謎のDVDが散らかっていますが、私にはなんのことかよくわかりません。

ではまた、二年後にお会いしましょう。

アードモア将軍より(何度も言いますが、竹馬オバサンではありません、アードモア将軍です)。

メリークリスマス!

(おしまい)
むらむら

むらむら