郊外の豪邸に暮らす9歳の双子が母の帰りを待っていた。しかしようやっと帰ってきた母は整形手術を受けて包帯グルグル巻きで性格も別人のように冷たい嫌なおばさんだった。審議により「偽者」と結論づけた双子は、この女に執拗な嫌がらせを行い、本物の母の居場所を吐かせようとする。果たしてこの女は一体誰なのか…な話
オーストリア発の陰湿ホラー。良い。好奇心旺盛な兄とほとんど話さず兄に耳打ちでコミュニケーションをはかる弟という対照的な双子（顔もかわいい）が仕掛けるニセお母さんへの嫌がらせが最早拷問なのが素晴らしかったですね。ベッドに縛り付けて放置してお漏らししても無視！口に接着剤をガッチガチに塗りつける！虫眼鏡で頬を焼く！鬼畜の所業！二人が力を合わせて頑張っていくしかないという状況で静かに立ち向かっていくのは分かるけど、このお母さんがニセモノであるという確証もないのにここまで出来るんかい！みたいな怖さもあり。最初は健気に見えたのに、段々「やばすぎる…」と思わされるぐらいにエスカレートしていくのである程度グロ耐性ないとキツイな〜と思いました
全体を包み込む雰囲気はヨーロッパのホラーにありがちな、とにかく静か〜で淡々と進んでいく演出。それと相反する拷問のえげつなさがこの映画を特異なものにしている印象がありました。あとは序盤からずーっと隠されていた割と驚きのネタもありで、なかなか最後まで面白く見れる丁寧な展開作りは気持ちよかったですね。このオチ、カンの鋭い人は気づきそうだしありがちではあるけど何一つ予測せずにボケーっと見てたからかなり驚いたな〜
あと公開当時、twitterで自分がオススメしたら1万RTぐらいされたのが影響かは定かではありませんが、そのツイートのあと追加上映がめちゃめちゃ増えたという意味でも思い出深い作品です。ちょっとキツめの展開が続くけど面白いので未見の方はぜひ
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余談ですが、Filmarksのサポーター募集に応募したら参加のお誘いメールが届きました。嬉しい。他にもサポーターになった方、オフ会などで会った時はよろしくお願いいたします
