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ブリッジ・オブ・スパイのmitoのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.9
スピルバーグ監督最新作。
冷戦時代、ソ連スパイを弁護し、
更には米スパイとの交換交渉を行った実際の弁護士を扱った作品。

冷戦時代の緊迫した国家戦争を地味ながらしっかりと娯楽作品に昇華させているのは流石。
特にドイツに行ってからのソ連、東ベルリンとの紙一重の交渉は手に汗握る。
交換直前にソ連スパイが言うジョークが数分後、余韻を強める伏線になっていたりと映画として素直に上手なのも素晴らしい。

しかし、この映画観ると弁護士ってのは良い人はなれないとしみじみ感じる。
舞台がドイツになってからはCIAの面々が可愛そう過ぎて、気付いたら彼等に肩入れしてたよ。
あの弁護士の行動は心臓に悪いわ(笑)
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