ジュード・ロウの出演作を追いかけて鑑賞。
海底に沈んだドイツ軍のUボート内にある金塊目当てで出航した潜水艦内の、心理戦や攻防を描くスリラー。
「潜水艦映画にハズレなし！」と言いたいところだけれど、登場人物＝潜水艦クルーの人数が思った以上に多くて、なかなか追うのが大変で感情移入しきれなかったかもしれない。
ジュード・ロウは仕事の手腕は抜群ながら、家族とは距離があり孤独な潜水艦艦長役。
主人公が比較的善人に見える中、後半で緊迫感が高まるにつれて艦長としての弱さや欲の面も描かれる。
他のクルーも悪人か善人か読みきれず、1人の人間のいろいろな側面を描いていて、ドラマとしてリアルかつ緊迫感を高めるのに一役買っていた。
ベン・メンデルソーンのキャスティングとかうまいよなー、善悪どっちなのか分からないもの。
ストーリー全体が、ジュード・ロウ出演作の中ではかなり男性的で硬派。主要キャストはほぼ男性だし。
それにしても、潜水艦内で事故に遭うのだけはイヤだな… 助かる気がしないもの…
