リラリオ

ザ・レッスン 授業の代償/ザ・レッスン 女教師の返済のリラリオのレビュー・感想・評価

4.7
「マルメロの伝言」がめちゃくちゃ面白かったのでこちらも鑑賞。エロス臭漂う題名であるが⋯全く違いますよ~(笑)

小学校教師のナデ。ある日クラスで盗難事件発生→「全員、STAND UP!カバンを机の上に!服のポケットも裏返しやがれ!」→捜索開始!が⋯発見できず→ナデ、自分の財布を出し「10ストティンキ出すから、皆も出しなさい。これで財布盗んだヤツに貸し作るのよ!」強制カンパ⋯「犯人にはチャンスをやる!ここに封筒を置いとくから盗んだお金、返すように!期限は明日まで!」
帰宅途中、銀行のATMに→「!!」残高53ストティンキ(1レフ=100ストティンキ=68円くらいらしい)あまりの少なさにビックリし小銭ぶちまける→副業の翻訳の給料振込みが遅れているので、軽~く催促→「来週には振り込みます」→「この前も言ってなかったっけ?⋯まぁ、いいんだけど⋯」→「責めないでよ!こっちも振り込み待つ身なんだわ!」逆ギレされる。

翌日、封筒にお金は⋯入っていなかった→「せっかくのチャンスを無駄に⋯必ず見つけ出して罰を受けてもらう!」
犯人絶対見つけたる!なナデは、母の墓参りに行き帰宅する。すると何やら我が家の様子がおかしい。「サインしないぞ!出てけ!偉そうな顔しやがって!」見た目からしてこりゃダメ男だろの夫が裁判所係官と揉めていた。「こ、こんにちは⋯あの、なぜ家に⋯」訪問理由を聞く。「支払い滞納っス!!」銀行から回収依頼受け、競売手続きに来たとのこと。「えっ⋯何かの間違いじゃ⋯ちゃんと払ってるし!支払い明細もあるわ!ほら、出して!」夫、先程までイキっていたが⋯急にトーンダウン。出したのは支払い明細書でなく督促状。
「はぁ!?」「いや~あの⋯ちょっ人前じゃ話⋯」しどろもどろな夫。なんと支払いを済ませたと嘘をつき金を使い込んでいた。3日以内に利息を含めた全額を支払わなければ家は3日後に競売にかけられるとのこと⋯

どうにかしなきゃ⋯まずは銀行へ→「全額払えって無理よ!」→「決定事項です!」→「小さな子供がいるから⋯そこをなんとか⋯」→「規則は変えられません!」→「いやいや、そっちだって規則守ってねぇじゃん!予告なしに勝手に金利上げてるし!」→「金利の変更は認められています!」→「パンフレットには固定金利って書いてあるじゃん!」→「お客様の契約は変動型です。商品が違います!」→「⋯金利上げる時は連絡するって書いてあるのにしてこなかったから契約違反で訴えたいところだけど⋯そこは穏便に済ませてあげる。だから競売処理を止めて」→「訴訟を望むならどうぞ!」流石にどうにもなんねぇだろ⋯未払いの身で言ってることが滅茶苦茶である(笑)
次に向かったのは翻訳会社→しかし給料は来週まで支払えないと言われてる→「払ってもらえるまで動きません!」→社長「いいか、こうするんだ!金貸しに行き、1週間だけ借金しろ。それで明日の支払いに使い、来週渡す翻訳料で金を返せばいい!」俺、ナイスアイデア!的な社長だが、要は自転車操業ッスよね(笑)→「社長が借金して私に支払いって方法もありますよ!」→「⋯てか、実家金持ちなんだから、そっちに頼めばいいじゃん!」どいつもこいつもクソ野郎である(笑)
渋々実家へ⋯母亡き後、すぐに再婚。派手派手のヤングな後妻と豪邸に暮らすエロ父。突然の訪問を喜び「孫に会いたい⋯今度連れてきてくれ!顔が見たい♡」ナデ娘にメチャ会いたがる父。だが堅物ナデは女ったらしで母を苦しめた父を許せずにいた⋯結局金のことを言い出せず、壁に飾ってある後妻の写真の顔に落書き(マジックで真っ黒に塗りつぶす幼稚な行為)をし帰ってしまう。
悩んだ末、金貸しへ⋯破滅への1歩を踏み出す。

銀行に行き金を振り込み、学校へ→財布泥棒をとっ捕まえようとトラップを仕掛ける(自分の札に印をつけ、休み時間カバンを放置。それを陰から見張る)→作戦決行中、電話が鳴る→「滞納額の計算間違えで先程の入金では残高不足です」不足金額は⋯日本円で70円くらい(笑)だが、不足は不足なので今日中に支払わないと家が競売にかけられてしまう⋯早退し慌て銀行に向かう。
車、まさかのエンスト→バスに乗る→財布に金入っておらず⋯電話をしている隙に見事に盗まれていた(笑)→顔見知りのバスの車掌に運賃と不足分の金借りる→銀行に着く→支払う→振込手数料足りず⋯閉店7分前。これはピンチ!→向かいの公園の噴水から小銭かき集め、なんとか全額入金⋯。
次の日、売店で使われた印付き札を発見!早速クラスで犯人探しをする。「これは私の10レフ紙幣です!昨日誰かが盗み売店で使いました!」そしてハッタリをかます!「警察に通報し、指紋採取して犯人特定いたしました!」だが最後のチャンスを与える、正直に名乗り出れば許すと生徒に話す。
放課後、犯人を待つナデの元に犯人でなく翻訳会社の秘書がやって来る。ただならぬ様子⋯水をがぶ飲みし、うなだれる。翻訳会社倒産!社長トンズラかまし行方不明。よって入金予定の給料は支払われず⋯こりゃ、えらいこっちゃ⋯。

「返済を少々延ばしてくれませんか?」金貸しに交渉する→ナデのクラスにいるアホな甥っ子の成績評価を3 にすれば返済期間を3日延ばす⋯という条件を出される→6日延ばして欲しいの6 をつける→アホが急に6を取ると怪しまれると思ったのかクラス全員に6をつける→夫に金貸しから金を借りたことを打ち明ける→ビビり倒す夫「あいつらやべぇよ!何で借りたんだよ!」全てお前のせいである⋯
クラス全員が評価6をもらったことでクラスはザワつく「なんでですか?」不思議がる生徒達。「こりゃ、無理だわ⋯」とうとう娘を出しに使い父に金を借り行く→「いいだろう。ただし1つ条件がある!」また条件を出される。それは⋯写真に落書きをしたことを後妻に詫びる幼稚園児レベルの謝罪(笑)→嫌々謝るナデ「ごめんなさい」→「何が?」→「落書き⋯」→「落書き?顔を真っ黒に塗り潰したじゃない!私のチャクラが閉じてしまった⋯嫌いなのは分かるが呪いをかけないで!」→「あなたのチャクラを閉じるつもりはなかった」⋯謝った時、指をクロスしていたからもう一度謝れ!何言ってんだ?チャクラは神聖なものだのチャクラの話になり⋯親子喧嘩勃発。プライド高きナデは、プライドを捨てることが出来ず、金借りれず⋯THE END

もし期限内に返済できなければ〝セクシーランジェリー性奴隷〟となり体を使い返済or娘の臓器海外に売り飛ばすと金貸しに脅さる。
もう頼みの綱は無くり、切羽詰まったナデは、オーマイガーなとんでもないことを仕出かす⋯

おい!女教師、何やってんだよ(笑)最初から最後まで〝金、金〟でした。マルメロはイカれたジジイが大暴走する話でしたが、こちらは堅物teacherが空回り爆走する話でした(笑)この監督、いい意味で性格悪くてとても良きです!!最高ですな!!
リラリオ

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