初めての再見だが、今回も楽しめた。
映像が好き! だが、キャラはアップになると表情が弱い。ロトスコープ、つまり実写をトレースしてるからだろう。つまりキャラの顔の表情には(あまり)チカラが入っていない。
「脚本が弱い」とも思った。
でも台詞はとても楽しい。
それから、判りにくいとこがない作風なので、イライラすることなく安心して最後まで観ることができた。後味も良く、個人的に楽しく嬉しい映画だった。
★ではネタバレ進行で!
女子中学生の花は、1年4ヶ月も! ひきこもってた。理由は、幼馴染で大好きな男子を殺したんじゃないか? と思っていたから? そんなのすぐ解決するやん! と思ったのが、脚本が弱いと書いた理由だが…。
花にとって、元お隣さんの男子の父親は、予想外の場所でも向こうから声をかけてくる間柄。つまり超がつく知り合いだ。会社名も判ってるのだから、電話1本で片がつく。というか、中盤で「殺人事件が起きたら警察くるよね」と言ってたわけで、殺したわけじゃないのは登場人物たち全てが最初から判っていたはず。
つまり花は、メンタルが超弱い女子だった。
それだけ?
弱すぎ!
でも、アリスとのやり取りなどを見ていたら、全然そうは見えない。だから脚本が弱いと考えてしまう。
だが脚本担当者は(私に)言うはずだ。
「あなたは何もわかっていない」と。
とても楽しい映画。
たぶん、また観るだろう。