《インパクト大のクソジジイ。の良い話》
【印象】
単に老人と少年の友情物語と思ってたけど、それ以上にインパクトのある作品だった。っていうのもクソジジイにも程があるw。前半はそんな彼を演じるビル・マーレイが楽しい。中盤以降、彼が施設を訪れるシーンで作品の空気が変わり、どんどん引き込まれた。ヴィンセントはもちろん、彼をとりまく人物たちも全員苦悩を抱えているのも魅力的な設定だった。
【ビル・マーレイ】
マーレイ好きにはたまらない作品だと思う。ブラックジョーク満載でワルかっこいい。施設のシーンのギャップに心掴まれる。
【メリッサ・マッカーシー】
泣きながら笑い話を交えるシーンが良かった。なんだろ、自分の中の彼女の基準がとんでもなくふざけた所にあるので、こういう役はグッと来る。
【ナオミ・ワッツ】
正直、あまりのロシア訛りのうまさで冒頭で彼女だと気づけなかったぐらい。特殊メイクもしてないのに別人。素を一切出さない演技に引き込まれた。
【そして】
最後の子役の演説のうまさ。
【総括】
最後まで色んな展開があり目が離せない。普通なら重くも感じるストーリーだけど、コメディー要素のお陰か見終わった後は気持ちいい。
