ピクサーがまた凄い映画を作った。インサイドヘッドが最高だと思ってたら、こんな短期間に更新させられて、今後ピクサーは、どんな映画を作るのか?っていうか、ディズニーはもう見る影も無いか。いや、アナ雪みたいなのを作ってればいいか。
次回のピクサーに期待と不安が入り混じった気持ちを抱く。
この映画のテーマの1つが差別だという事は論を待たないが、しかしそれを重たくする事なく、スリルとサスペンスの間に気づかせる脚本と演出。そして、動物擬人化モノを逆手に取って様々なテーマを織り込んでくる。
我々が日常、無意識のうちにしてしまうレッテル貼りや、それに伴うバイアスがいかに愚かな行為であるか?キツネへの差別、ジョディへのウサギ差別と性差別。
主人公2人は、動物種の違いとそれによる障壁を乗り越えて行く様は、我々人類の愚かなる歴史に対して非常に鋭い問いかけをしているのではないか?
アニメだから、オタクと女子供向け映画だという思い込みを持っているのなら、それは完全にこの映画のテーマに絡めとられるべき存在だ。大人こそ必見。