ビターチョコ

ズートピアのビターチョコのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.0
とても面白い映画…だった気がする。
映像、キャラクター、脚本、演出、音楽など、全ての要素が第一級のアニメーション映画で、私は4年くらい前に一度観たが、楽しく満足して観終わった(と記憶している)。

(見た目が)人間は1人も出てこない。みんな動物の容姿だが、なんちゃって動物で、もちろん言葉を話す。だからたぶん、子供たちに喜ばれたと予想する。

<あらすじ(うろ覚え)>
主人公は新人の女性警官。容姿はウサギで、とっても小柄で、やっと憧れの警官になれたので、やる気満々! 自己主張も強い。だが同僚はみんな男性で、とても体がでかくて、上司からも(全く)相手にされない。
だが、そんな彼女が懸命に頑張って、大事件を解決していく!

という内容なので、たぶん、女性や新人や社会的に報われない人たちが感情移入して観た映画かもしれない。
いま思い出したが、政治汚職の内容だった気がする。つまり社会派の要素もある映画。だから、大人も子どもも楽しめる内容だったと思う。

主人公の相棒はキツネ。彼の人生が、この映画を決定付けている。ウサギ、キツネ、水牛(?)、サイなど、すごく擬人化が上手い。見た目だけでなく、性格も外見からイメージするものになっていて、素直に楽しく観ることができた(ステロタイプとも言うが)。

日本でもCG映画が当たり前になったが、技術的に、まだまだ海外には追いつけないようだ。映像の作りこみには「時間=制作費」とスタッフの物量がかかるからだろう。

ナマケモノのシーンをCMで何度も観た。実はそこが一番観たかった。観れたので満足した。主人公が「イライラ」するのが楽しかった(と記憶している)。

<以下は余談>
最近の映画は、映像も音楽もすごく良いので、もし私が若いなら、この映画を何度も観たはずだ。でも私は映画を月に2本くらいしか観ないせいか、この映画も1度しか観ていない。積読ならぬ、積観ばかりだ。

ちなみに私はDVDは旧作しか借りないが、珍しくこの映画は新作で借りた。サービス券があったから、だったと思う。ちょっと懐かしい、小さな小さな思い出。ツタヤで借りた。たぶんもう二度と、あの店に行くことはないだろう。