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われらが背きし者のSSDDのレビュー・感想・評価

われらが背きし者(2015年製作の映画)
3.1
■概要
ロンドンに住む夫婦は休暇旅行としてモロッコで過ごしていたが、羽振りのいいロシア人に誘われて酒を共に飲むことに。
その後パーティにも呼ばれ共にするが、帰りに自分がロシアンマフィアであることを打ち明けられ、母国でUSBファイルを諜報機関に渡してほしいと頼まれる…。

■感想
重厚なタイトルに似つかわしくない軽い…軽過ぎる作品。

一般人に何を見出したか、自分の未来を託すロシア人。
簡単に巻き込まれる主人公。
何もかもグダグダな諜報機関。

と映像の重厚さはあるものの、ご都合主義的な内容の割に暗いという配合成分の割合がわけがわからない上に、ユアン・マクレガー、ナオミ・ハリス、ダミアン・ルイス(我が愛するドリームキャッチャー出演)などキャストは豪華。

どうやら予算配分も間違えているようだ。

アクションシーンなどがなくても諜報機関物は成り立つのだが、登場人物の動機がどうにも薄く、私怨、正義感、なんとなくの信頼感とか湖上の氷層でいつ瓦解してもおかしくない。

その上1番のストーリー上の大切な主人公の人格が、ブレているのが最も意味がわからない。

豪華な皿に盛られているのが、チェーン店の飯のような侘しい作品に出会った感じだ。











■ツッコミ
・信義に溢れてる
主人公の唯一の特徴は信義を持った紳士であったはずなのに、パーティでは女に色目使うわ。元々教え子不倫してたとか、くずぅぅぅぅやんけ。
なにがオナー(信義)を持つ人だよ。
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