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スター・トレック/叛乱のDDDのネタバレレビュー・内容・結末

スター・トレック/叛乱(1998年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

新スタートレックの面々が、連邦へ新たに所属しようとする星を調査する。
データが既に派遣されているのだが不具合を起こし、ピカード艦長の上官にあたる提督より、データの設計図を送るよう指示される不穏な始まり。
その後ピカードたちがその星を調査すると、なんとその星の住人は不老不死だった。その不老不死の星を奪取しようと暗躍する勢力と、ピカードたちの戦いが始まる。

タイトルの叛乱が、エンタープライズの面々が宇宙艦隊に対して起こす叛乱だとわかるシーンは胸が熱くなる。
ピカードが、提督の命令に背いて、少数民族である星の人々を救おうと制服を脱いで一人星へ向かおうとすると、ライカー以下クルーたちも制服を脱ぎ、ピカードに同行する。クルーの絆が見られる名シーン。

他にも、星の女性とピカードが時間のとらえ方などについて語る場面や、宇宙艦隊の誓いについてピカードと提督が論争する場面、黒幕の招待が実は星を離れ年をとってしまった者たちだった、という真相などはスタートレックらしい知的な内容で、物語に深みを与えている。
他のレビューを見ると「内容が地味」という意見があり、確かに映画館のスクリーンで見るような派手な展開ではない。しかし、新スタートレックの良さを最大限生かした内容で、SFとしてもよくできていた。
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