ナチスのユダヤ人虐殺を会議で決める。
ヒトラーすらおらず、党の方針に従ってひたすら会議。
それぞれの立場によって、自分が不利にならないように立ち回る様子は官僚的で、自らが人殺しに関与している意識が果たしてあったのかどうか。
アウシュビッツが動く前の時期のようだから、彼らがその後どうなったかは気になるが、それは史実、もしくは別の作品でわかるだろう。
今の日本でも、国立科学博物館の維持費よりミサイルの予算が優先されたり明らかに不具合が多いマイナンバーカード事業が推進されるなど、おかしな国家運営が進められているが、その原因の一つは、今作のような官僚主義的会議のせいなのだろうと感じた。
