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しんぼるのDDDのネタバレレビュー・内容・結末

しんぼる(2009年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

ダウンタウンのお笑いは通ってきていないし、ごっつええ感じは嫌いだった。松本人志の映画も『さや侍』と『R100』は鑑賞したが全然面白くなかった。
フィルモグラフィーとしては遡って鑑賞したが、ストーリーテリングの王道を外してくる感じは今作から既にあった。
外してくる代わりにお笑いを持ってきているのだろうが、そのお笑いがあまり面白くないことが大問題。
白い箱の中になぜか閉じ込められている男性。
ボタンを押すといろいる出てくるのがネタなのだが、一つ一つが小ネタすぎて、くすっと笑う部分がいくつかある程度。脱出の筋が繋がってくるところは跳ねそうだったが、男のやることがいちいち面倒で、もっとうまくいきそうな方法があるのにわざわざ面倒な方法をとっているように見えて、男の本気度が見えない。
対してメキシコの覆面レスラーパートは、書割のような面白くなさ。

ついに2つのパートが繋がった段階で、突如覆面レスラーの首が伸びるとか、くだらなくて全然乗れなかったし、もしプロレスの試合中に突然レスラーの首が伸びたら、会場は混乱するだろうにその気配が全くないとか不自然すぎる。監督が自身の描く映画世界がいかに不自然か見えていないのだろうか。
結局部屋の正体とかも全く描かれないので、思わせぶりを外してくる仕掛け以上のものがない。部屋の男も監督本人がやっているものだから、広がり用がなかったのではないか。
予想通り面白くなかった。
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