インドがこの作品を産んだ っていうのが、ものすごく大きなことだなあと思いました。
信仰心が強い国とか土地柄多様な宗派があつまる国とかほど宗教は生活そのもので、これって変だよなあとかなんか違うんじゃないかな、なんてことも生活に染みついたものは我々の思考をたやすく奪っていってしまう。各々違う生活そのものをとやかく言うのって、ほんとうにほんとうにデリケートなことだから（それによってたくさん争いがあるわけで）それをこんなに丁寧にできるだけ誰も傷つけないようにって配慮に配慮を重ねてつくられていることにとても感動しました。配慮することからが一歩だと思う。つくり手の哲学をブレさせることなく、デリケートでむつかしくなりかねない、反発だって招くような題材をしっかりと楽しいエンターテインメントとして昇華させているの、見事だと思います。あかるいし、やさしいね、ボリウッドは。
多分自分のことを救えるのって自分が歩いた距離でしかなくてその場で祈ったって拠り所にはなっても何かがよくなるわけじゃなくて、だから救われますよなんて弱さに漬けこんだりすんの、まったくカチンとくるんだけどさ。この映画上手いなと思ったのが、pk自身「無知」から誰かの弱さに漬けこんでんだよな。お金盗むし、服も盗むし。でもそれって「無知」由来で、でも知りませんでしたでは済まないのは確かで。知ろうとすることとか、恐怖を超えて真実を見ようとすることとか、そういうの頑張って描いているな〜と思ったけど、やっぱ泥棒はダメだって教えてやれよとは100万回思ったかな。
アーミルカーン、おっぱいムッチムチのめっちゃいい身体なのにあのイノセントな顔だから脳が混乱した。
あのずーーーっと噛んでた謎のやつはバーンていう噛みタバコ的なやつだと知りましたスッキリ
