このレビューはネタバレを含みます
やつれているジェイク!!
good eye!!って褒められて舞い上がっちゃうルー。
カーチェイスがどこぞで始まると、TV局はヘリ中継をしだすのがアメリカ、と思って観ているとザ・アメリカンTVショーという感じ。
(カーチェイスが近所を通るのを実際に目撃するだけで大はしゃぎな動画が、YouTubeに大量にあると思われる。。)
だからなのか、つくりも映画というよりTVドラマ番組的だったかな。舞台TV局だし。
カメラマンは存在を消さないといい画は撮れないと言われてて(猫になれ!と笑)、後半に行くにつれて撮影中のルーの気配が"目"以外消えていく。
死体を動かしていい画を撮ろうとカメラを頭上に掲げた時、セットの背景のL.A.の夜景(こっちはF.E.A.R.じゃなくて本物、なんだけどモニタ越しでは偽物)と遺体をモニタ越しに観ていたんじゃなかろうか、と予想。
本職カメラマンの方は絶対やらないだろうカメラの持ち方を1度だけするその瞬間、お金ではない何か(名声なのか誇示力なのかなんなのか、、)に目覚めてしまったルーの表情が忘れられない。(いい画がキター!!!な瞬間、私もあんな☺︎してるんだろうか、、画に夢中で溝に落ちたことある、、)
あと、、、一線越えてしまうのはいかがなものか、、と倫理的道徳的には思いつつも、いいモノを作りたい!残したい!(遺したい)って感覚にはだいぶ共感出来てしまった。
そーゆーストイックさって、他人からみればある種の狂気に映るよね、、と戒められた。
女Dとルーが死体の映像を挟んで見つめあっているシーンの恐ろしいほどの美しさ。クラシック耽美派な吸血鬼ムービーとも言えるかも。