アルバート

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちのアルバートのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

 『ビッグ・フィッシュ』が好きだったので、そんな感じの作品を期待して観に行きました。完成度は高く無いですが、充分 楽しめました!
 イメージとしては『ビッグ...』が明るい感じで、『ミス・ペレグリン...』は暗い感じ、ですかね。しかし、今作は話の筋/設定が良くない。やっぱり『ビッグ...』の様に冒険モノにした方が、毎シーン画ヅラが変わるので 観ててワクワクが途切れなくて、良かったと思います。それに 設定が複雑過ぎます。物語内のルールをきちんと把握していないと感動が得られません。その上、ルールが多いせいで感動そのものが説明的になってしまっていて、勿体無い。そこはシンプルにして もっと色んなエピソードを味わいたかった。その辺りが『ビッグ...』の時と違う所ですかね。
 
 僕は ずっと、世間でティム・バートンが持てハヤされている事に納得が行ってなかったのですが、今作を観て しっかりと才能を確認する事が出来ました。何と言ってもセンス・オブ・ワンダー的 表現が上手い。観客が認識出来るか出来ないかのチラ見せ加減が巧みです。序盤に有る"これは現実なのか空想なのか"という感覚も心地良かった。(個人的には、最後まで その感覚を突き詰めて欲しかったけれど。)
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