エイデン

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮のエイデンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

“迷路(メイズ)”から脱出したトーマス、テレサ、ニュート、ミンホらは、ヘリに乗せられ砂漠に囲まれた巨大な施設へと連れて来られる
“クランク”と呼ばれる何かに襲われながら中へと逃げ込んだ一行は、そこの責任者だというジャンソンに迎えられ、ここが人類を襲っている“フレア・ウイルス”への抗体を持った彼らを研究し、メイズへと閉じ込めた組織“WCKD(ウィキッド)”に見つからない聖域だと説明を受ける
ジャンソンは、しばらくここに住んでもらった後に新たな家へ案内すると言う
ジャンソンによれば世界はフレア・ウイルスに覆われ、多くの人々がトーマス達の持つ抗体を狙っているため、追われる身となっているらしかった
様々な検査を受けさせられた後、トーマスは1人取調室のような場所へ案内される
そこでジャンソンからWCKD時代のことを覚えているかと問われる
何故か迷路へと落とされ記憶こそ曖昧になっているものの、トーマスは元WCKDの人間であり、ジャンソンはそれを警戒しているらしかった
しかしトーマスに敵意が無いことがわかると、ジャンソンはあっけなくそれを信じ、彼を食堂を兼ねた大部屋へと連れて行く
そこでミンホらと再会したトーマスが見たのは、大勢の同年代の子ども達だった
そこでトーマスは、メイズが1つではなく複数存在し、ジャンソンらによってここにいる全員が解放され連れて来られたことを知る
しばらく話を聞いていると、そこへジャンソンが現れ、名前を読み上げた数名の子ども達をどこかへと連れて行くのだった
その時、外の通路にテレサがいることに気付いたトーマスは彼女に駆け寄るが、彼女はまだ検査があると言って会わせてもらえず不審に思う
しばらくして共同の寝室に通された一行は床に着くが、深夜トーマスは見知らぬ青年に起こされる
彼は1番最初にこの施設へやって来たグループのエリスという青年で、通気口を通りながらトーマスについて来いと言う
渋々従ったトーマスは、この施設のクロフォード博士が、人が入った謎の装置を部屋に運び入れている様子だった
エリスによれば、毎晩その部屋に人を運んでいるらしく、通気口が通じていないため中で何が起きているかはわからないが、運ばれた人は誰も外へ出て来ないらしい
エリスはこの施設は何か怪しく、二度と出られないのではないかと推測していた
その翌日も食事を終えるとジャンソンが子ども達の名前を呼び出し、何処かへと連れて行く
疑問を抱いたトーマスはエリスと示し合わせ、職員からカードキーを盗み出すと、あの部屋に侵入することに成功する
そこでジャンソンらの秘密を知ってしまった2人は、この施設からの脱出を決意するのだった



『メイズ・ランナー』シリーズ2作目

早くもタイトルのメイズはどっか行ってしまい、ポスト・アポカリプスな世界を逃げ惑うサバイバルものになっている

先に言っちゃったけど、ようやく判明した世界観のエグいことエグいこと
荒廃した文明に、ゾンビじみた怪物、怪しげな巨大組織など、様々な脅威が子ども達を襲う相変わらず容赦のないストーリーが展開される

それによってアクション描写も力が入っており、前作ではメイズのトラップだったのが人間同士の戦いを中心に描写される
人間ドラマも新たなキャラクターを迎えての共闘や対立、裏切りまで盛りだくさん
主人公陣まだ子どもなんだから、もう少し手心を加えてやってほしい

物語の鍵を握るトーマスの記憶も戻り始め、物語はまだまだ加速
前作よりテンポも良く、シリーズ持ち味のスリリングさもしっかり感じることができる
シリーズも折り返し、最後まで走り抜けよう
エイデン

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