IT企業の社内懸賞に当選した主人公は、社長の別荘に招待される。そこで待っていたのは人工知能を有するEVAの試験だった・・・
昨年、海外で公開され、シアター関連の雑誌で紹介されてたので、非常に気になっていた作品です。今年、日本でも公開され、最近ようやくセル＆レンタルが開始され、みなさんの評判も良かったで早速チャレンジしてみました。
全体的に静かな展開で、ハリウッド映画にありがちな派手なドンパチや無理やりな盛り上げがない分、興味のない方は飽きちゃうだろうなぁ～・・・ とは思いつつも、終盤ひょっとして・・・と思わせる展開で、見終わった後、非常に考えさせられる内容です。途中の人工知能の検証における主人公と社長のやりとりなどは、その道に興味がないとチンプンカンプンでしょう（笑）しかしながら、非常に深いテーマを含んだ作品で、「まさか、そんな、人工知能おそるべし！」って思ってしまいました。
特に、過去に映画にでてくる人工知能は人間を害（存在悪）としてとらえて排除しようと反乱する と相場が決まってましたが、こちらはなんと「性」という今までと違う面からもアプローチしている点が評価できると思います。
非常に哲学的な印象を受ける作品ですので、映画にエンターテイメント性のみを求める方には厳しいと思いますが、じっくり集中できる方はチャレンジしてもいいかも、です。好き嫌いが分かれる作品だと思いますので、その辺は自己責任で（笑）
