鍋山和弥

ブラックパンサーの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最強の金属、『ビブラニウム』。この秘密は、守るべきだったか?公にすべきだったか?僕は、どちらの立場も、分かるつもりだ。秘密を、守らなければ、資源が、吸い付くされてしまうし、秘密を、守れば、助けられる者も、助けられない。どちらかと言えば、秘密に、すべきだった気がする。やはり、資源を、吸い付くされる恐怖は、感じずにはいられない。兵器も、進化して、また、悲劇が、起きてしまう気もするし、・・・・。でも、その危険性を、犯してでも、あの白人CIA捜査官を、助けたから、助け合えた気もする。ホントの所、どちらが、良かったんだか、・・・・。その『ビブラニウム』関連で、『エリック』のような、被害者も、出たことも、事実としてある。何せ、黒人差別に、苦しむ黒人達を、助けたかった、父親を、『ティ・チャラ』の父親である、先代国王に、殺され、自分は、置き去りに、されたのだから、・・・・。そりゃあ、父親を殺され、幼いまま、置き去りにされりゃ、恨みもする。憎しみが、あるから、国王に、相応しくないと言われても、困るでしょ。恨むのも、無理はないと思うのが、ホントの所な気がする。しかも、先代国王が、『ワカンダ』に、幼い『エリック』を、連れ帰らなかった理由が、自分が、悲劇を、思い出すからという、・・・・。そりゃ、あんまりだ。『エリック』のことを、思えば、『ティ・チャラ』が、『ビブラニウム』を、公にした、気持ちも分かる。っで、『ティ・チャラ』と、『エリック』。王を、決める決闘だが、あれは、勝者は、どっちかと言われれば、『エリック』だろうが、ホントに、強かったのは、『ティ・チャラ』のはず。なぜなら、『エリック』は、憎しみいっぱいで、『ティ・チャラ』を、殺しにかかったのに対し、『ティ・チャラ』は、『エリック』に、同情していて、殺意も、弱かった。あの決闘の、勝敗を分けたのは、強さではなく、殺意の差だった気がする。なので、ホントに、強かったのは、『ティ・チャラ』だ。憎しみや、殺意で、国王の資質が、決まる気がしないから、国王の資質も、『ティ・チャラ』にあった気がする。やはり、善なる優しさが、国王には、必要だと思うから、・・・・。こんな感じで、いろいろ、考えさせらる、作品でした・・・・。
鍋山和弥

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