ざわ

ブラックパンサーのざわのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワカンダフォーエバー!

今までのMCU作品とは毛色が違うなぁって思った(って最近新作が出るたびに言ってる気がする笑)。マンネリ打破なのかね。

もう誰も彼もが魅力的なキャラクターだった。

陛下の「お育ちの良い甘っちょろい坊ちゃん」と「今までがどうであろうと自分の中の正義を貫くヒーロー」の紙一重の感じすごかったよ。理想論を並べ立ててもそれを実行するだけの力があるんだから最高。周りが血の気の多い人だらけだったからこの人の穏やかさがより一層際立ってた。そしてこの青い若造感が出せるチャドウィック ・ボーズマン41歳は何者なの…。

キルモンガー、彼に感情移入しっぱなしだった。それに、父親の元に導かれたシーンで、子供の彼は「人は死ぬから」って言って無反応だったのに大人の彼は涙を流してて、こっちまで泣けてくる。あと、"先祖の元に導かれる"って触れ込みだったけど彼はアメリカで父親に会っただけで、彼にとっての先祖はワカンダの王族じゃなくて父親だけなんだ…って痛感させられたらブワっとこみ上げてくる。あと、正統派なところも好き。あくまでルールに則ってクーデター起こすところとか。「お前を倒すために俺は鍛え、殺してきた」的なセリフ言ってて、ヴィランなのに姑息な手を考えるとか巨悪を味方にするとかじゃなくてフィジカルを鍛えることに心血注いでるのすっごい好き。

シュリ、爆走無人レクサス運転するときめちゃくちゃ楽しそうで可愛い。っていうかこの子が機械いじりしてる時、心底楽しそうで良い。

エムバク、あの敗戦の後に闇堕ちしたり卑屈にならずに自分の種族に誇りを持ちつつ救助要請を受ける余裕があるのって何だかんだすごいよなぁ。助けに来たときは月並みだけどめっっちゃ熱い。
(余談:「偉大なるゴリラ」ってワードが頭から抜けない。いや、シリアスなシーンで使ってたから決してそういう意図じゃないんだけどパワーワード感に溢れてて…。そして種族の名前がジャバリ族で某フレンズがよぎった🦍🦍)

ロス捜査官があんなに出ずっぱりなんて聞いてない……せいぜいカメオ程度だと思ってた…ありがとう。可愛いの権化だった。怪訝顔やポカン顔が最高に似合うマーティン・フリーマン46歳。
前職の意外なスキルを活かす展開大好き人間だから、無人機操作するロス長官大好き。ガラス強度聞いてからなお続けるところで泣きそうになる(えっ…これ死ぬやつじゃん…って思ってたけど生きてた。よかった)。
ロス捜査官、割と今までのシリーズからの印象だと、冷血漢で敵対に近いレベルの立ち位置にいる人っぽかったけど、今作である程度血の通った人となりを知れたので良かった。素はめちゃくちゃ可愛いじゃんか〜〜。
シュリと仲良しそうなの非常に可愛い。


衣装が大好きです。民族衣装だったり、その装飾を活かしたスーツだったりエトセトラエトセトラ…。

[陛下]
・詰め襟ヒラヒラ(後半はサイドベンツ入り)
即位後に着てたやつ。黒と白のタイプがあったけどどっちも好き…。裾が長くてヒラヒラしてるの最高だし、サイドベンツが入るとさらにそれらが独立して動くのでとても映える…。

・黒ロングチェスターコート(ダブル)
アメリカに来た時の私服。前開けなの好き。下が黒スキニーなので細くて長い脚が目立ちました。

・黒シャツ黒スーツ
文句なしに好き。国連でのスピーチの時に、スカーフ?を肩にかけていたのも、黒にカラフルなコントラストが非常に綺麗でした。

[オコエ]
・赤ロングドレス
フォーマルな格好での戦闘が大好き。手すりから飛び降りる時に、裾がブワってなってそれに包まれるように落ちていった彼女がとても素敵だった。

[キルモンガー]
・今時の若者風の服装にメガネ
美術館でのあの服装・髪型にメガネを考案した人は握手しよう。色気大爆発でした。

・ヒラヒラロングガウン
即位後の服装。ティチャラはきっちりとした詰め襟なのに対して、君は水色インナー(たしか)に羽織っただけの黒ガウン。この対比も最高だし、歩くたびにマントみたいにヒラヒラヒラヒラはためくので大好き。

[ロス捜査官]
・治療服?
ワカンダでの治療後に来てた服。サイズでかめでうなじと足首がよく見える。普段露出少なめなので貴重。

・黒服アシメ裾(正直アシメは私の記憶違いかも知れない)
その後来てた服。首元までボタンできっちりと留められていた服。裾が(恐らく)アシンメトリーで、片側だけヒラヒラしてた(?)のが素敵だった。

・ホビットみ溢れる青ポンチョ(ポンチョ?)
包まれてるの可愛い〜〜。服に着られてる感最高。
ざわ

ざわ