ももさく

スポットライト 世紀のスクープのももさくのレビュー・感想・評価

2.5
ボストン1976年、神父がいたずらをしたと警察官同士が話す中、地方検事補が来る、もう一人の警察官は裁判になれば知れ渡ると思っていたが…。

2001年7月、日刊紙「ボストン・グローブ」は新編集長マーティバロンを迎える。取材チーム「スポットライト」とともに神父の子供への性的虐待事件をチームで調査し記事にするよう持ちかける。

出演者→リーヴシュレイバー、マークレゼンテスマイケルキートン、レイチェルマクアダムス、ジョンスラッテリー、ブライアンダーシージェームズ他。

何だか非常に恐ろしいと思えた。調べれば調べる程、どんどん出て来るじゃないか。桁が違いすぎてドン引きしたくらい。こんな事が実際にあったと思うとどれだけの子供達が体と心に傷を負ったのだろうと計り知れない。

「神様にノーとは言えない」

これが全てだったんだろうけど、教会の権力、圧力と信仰がこうさせたのだろう。それにしたって神父と言う立場の人間が変態ばかりって…男女関係なしに子供に性的虐待をしたり、させたり、気持ち悪いとしか言いようがないし、その後、大人になった彼らに色々聞くシーンがあるがゾッとしました。

9.11があった為、こちらの事が薄れてしまったようですが、このように映画になり沢山の人が見る事により、こんな事があった、伝える為に頑張った人達がいたと思うだけでも違うかなと思えた。ただきっと明らかになる事がいい事ばかりではないとも思えましたね。

登場人物が多い割にあまり印象が強くないのでキャラ説明を書きませんでしたが、記者、弁護士、被害者、神父ってとこでしょうか。字幕と吹き替えで2度鑑賞してみたんですけど結構ごちゃごちゃしてて頭疲れました。面白いと言う言葉は使っちゃいかんような…面白くはない、でも実際にあってはならん事があったんだって知るって意味で見とくべき映画かなとは思いました。

訳わかんなくても、エンドロールに出てくる文章を読むだけでもえ〜!ってなりますし、そこだけでも衝撃的でした。

日本人はキリスト教徒ってなるとなかなか理解されにくいし神様だからとかね、無理ですよね。人それぞれ自由ですけど信仰って厄介でもありますね。キリスト教徒を敵に回しそうな映画なんかな?。