元々ストーリーそのものには何ら期待していなかったし、陳腐でちょっとズレてるセリフの数々にも苦笑いでかわす事ができた。
じゃあ何故私はこの鑑賞前から期待値が著しく低い映画を観に行こうと決意したのか!ということですが、
映像美!!!!
それ以外はありません、ええ。
監督はこの作品で長編デビューを飾ったサム・エスメイル氏。
元々PVとかCMをやっていた人らしく、観れば納得な世界観。
構図や配色のセンスが絶妙で凄く洒落た画に見えるんですよね。
飛び抜けた演出とかは特に無いんだけど、部屋の中で雪が舞うシーンなんかはドランを彷彿とさせた。
けど、これはミシェル・ゴンドリーだな!
ゴンドリーファンなら楽しめる気がします!
だから、もっとイケてる脚本家と組んでエスメイル節のきいたキラキラした映画を待っている!!
時間軸バラバララブストーリーもお腹いっぱいといった感じなのでそういうのもういいや。