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日本のいちばん長い日の3104Arataのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
3.3
【今の日本平和の土台を知るための史実映画】
・第2次世界大戦で、日本が降伏を決定し、ポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いた作品です。
・どうやら、昔同じ作品があったそうですが、私はそちらを観ていません。そして、小説も読んでいません。単純にこちらの映画だけふと観ることにしました。
・歴史が好きな人なら面白いと思います。私のように歴史に疎い人間なら、歴史を知りたくなるきっかけを得れる映画だと思います。「ポツダム宣言の受諾を知らせる放送」までに起きていた史実(もちろん映画なのでフィクションも入っていますが)を知ることで、自分たちの足元にある今の日本の平和という土台がいかにして出来上がったか、ということを体感できます。戦争の狂気というよりは、あの時代、それぞれが信じて進む道を選択し行動し、その中で「ポツダム宣言=平和」にこぎつけた「努力」みたいなものを感じれます。ただし、演出・物語的にその事柄が「奇跡」のようには描かれておらず、どちらかというと「天皇陛下」が何を考えていたのかという描写、また当時の意思決定がどのようにくだされていたのかという史実を知ることができるようなお勉強映画に近い気がします。エンタメ映画というよりは歴史お勉強映画として観てもよい映画ではないでしょうか。
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