ゴジラ現代日本に襲来
日本人のために作られたゴジラ映画で、邦画の中でもかなり好きです。良くも悪くもビューロクラシーチシズムな日本で、ミサイル1発撃つのにどんだけ承認がいるか、はたまたどんだけ初動に時間かかるか。勿論その組織構造に対して皮肉たっぷりなんだけど、そんな中で皆頑張ってる姿がクローズアップされてて「この国もまだまだ捨てたもんじゃない」、本当にそう思わせてくれます。理想論だけど、実際の日本もこうあってほしい、日出ずる国、頑張ろう。ゴジラ並みのアニマルスピリット期待してます。僕もただの一つの書類を提出するために社内で日々スタンプラリー頑張ってますよ！最終的には誰が何してるかわからないけど、とにかくスタンプラリーをフローに載せたらあとは事勿れ主義此処に有りなんで、シンゴジラの世界の中では名脇役できます。
序盤のネタは看破できませんでした…お前絶対倒されるやろ！！と思ってる愚私でした。矢口が「凄い…！」と思わず口にするとこが一番好きです。一つの生命体として、神秘を感じるんですよね。まだまだこの世には科学では測りきれない、人智を超えたものがあるぞ、と。会議のシーンが多く、政府の会議と巨災対の会議が対照的で面白いですよね。皆早口で舌戦を繰り返しますが、ベクトルは真反対。下手ですが、尾頭さんめっちゃ好きです、巨災対アンビューロクラシーな感じ、孤高の異才集団な感じ、たまらない。あとは庵野監督からエヴァファンへのプレゼントがたくさんありましたね。ヤシオリ作戦はもうずるい、あの名勝負を思い出しちゃうよ….
石原さとみが正直？？なところあるけど、せめてZARAじゃなくてセリーヌとかにしません…？
日本大好きマンなんで、今ゴジラが日本に来たら政治一新、都市部からの移転で人口密度解消、インフラ再構築、軍備見直し、ゴジラのエネルギー利権による他国への優位性、あわよくばゴジラによる資源国家への成り上がり、インバウンド、と薔薇色の世界がありそうなんですが…(普通にその前にハイパー円安起こってデフォルトしそう)
