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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃のRyuのレビュー・感想・評価

3.8
劇場版クレヨンしんちゃん第23作目。
橋本昌和が監督を務めた2作目クレしん映画。

冒頭のメキシコに行くまでの春日部でのシーンが最高。春日部の仲間たちが集結!おケイとむさえは劇場版初出演だとか。そして納谷六朗 最後の園長先生。既に故人となってしまっていたため過去の音声を使ってライブラリ出演。「しんのすけくん、またね」ってセリフがなんとも切ない。このみんなとのお別れのシーンでウルっときて、風間くんの見送りで号泣。みーんな涙して、ホントにしんちゃんが、野原家が大好きなんだなぁとしみじみ思いました。メキシコに行ってからはまさかのモンスターパニック映画に。みんな襲われて、生き残った者たちでお店に立てこもる。生き残りの面々は色々クセあり。こういった類の映画のお約束ですね。マリアッチとカロリーナはロバート・ロドリゲスの「デスペラード」かな。見た目もアントニオ・バンデラス、サルマ・ハエックっぽかったように思います(笑)。他にもルチャリブレのキャラクターだったり、メキシコらしいキャラクターが多い中、指原莉乃が声を担当したスマホちゃんの必要性があんまりわからんかったかな。活躍もしてくれるんだけど、なんで“スマホ”?時代に合わせたのかな。それ以上に必要性を感じなかったのはイケガミーノと日本エレキテル連合です(笑)。一発屋芸人が出るのは恒例っぽくなってるのでまだ分かるとして、イケガミーノに至っては声を池上彰が担当してる訳でもないですからね。町長のキャラクターはけっこうよかったんじゃないかと思います。こういう自分勝手野郎もパニック映画には必要不可欠ですね。そしてそして最後にもホロり・・・。笑えるシーンもちょくちょくあり、ドタバタパニックムービーとして楽しむことができました。エンディング曲 ゆずの「OLA!!」も作品とあった明るくて、いい曲でした。

今回の個人的ひろしの名言
「へこんでる場合じゃねえ、おれがお前たちを守らなきゃな」
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