インド映画394本目は、『ならず者たち』のタイトルでICW2018に上映された旧作の一本。
********
安定のYash Raj Films制作、監督は「スルターン」と一緒、ということで、本当にいろいろな意味でボリウッド映画のお手本のようないきとどいた娯楽映画。良くも悪くも外さないし、劇場で見る分にはとても楽しかったです。
英語字幕付きのDVDを購入して見るほど出演俳優のファンではなかったので劇場で見られて本当に良かった。字幕もきちんとしていました。労作です。
この映画もバングラデシュ独立時の印パ戦争を背景にしていて、難民の子供たちの生き方を追っていたりするんですが、この辺の政治的なテーマの取り込み方のうまさはボリウッドの真骨頂ですね。
アルジュン・カプールがほんとうに合った役で出てます。ランヴィール・シンもこれ出世作の一つかな?
プリヤンカー・チョプラはキャバレー・ダンサー役で出てますが、ダンスシーン、白眉でした。彼女のベストに近いかもです。
気になる方は、”Gunday songs”で検索してご覧になってください。
ほんと、ちょっと調べてみたら、私この監督の映画のソングシーンすべて好きでした。
一番好きなのはカトリーナ・カイフの「兄貴の嫁さん」映画(Mere Brother Ki Dulhan)。
(バランスの良い娯楽映画 2018/11/8記)